虫歯治療

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早期発見・早期治療がカギ

虫歯治療

虫歯はミュータンス菌などが作る酸によって、歯が溶かされてしまう疾患です。磨き残しや糖分の摂取量が多いと細菌の塊である歯垢が形成されやすくなり、ミュータンス菌がどんどん繁殖し、虫歯は進行します。
初期の虫歯は痛みがなく、エナメル質の色もわずかに変化するレベルなので患者様ご自身で発見するのは困難です。
皆さんは、歯が痛い、詰め物が取れた、かぶせ物が取れた、歯肉が腫れたといった痛みや不都合が生じてからはじめて歯科医院に行っていませんか?
虫歯は痛みなく進行します。痛みが出た時は大掛かりな治療に発展することもありますので、痛みがないうちに治療を行う習慣が大事です。

当院の虫歯治療の特徴

マイクロスコープを用いた精密な虫歯治療

当院では、歯科用のマイクロスコープや医療用ルーペを使用して治療しています。
虫歯の患部を高倍率で見ることによって、より精密な治療に繋がります。
歯を残すためには、虫歯になった悪い所のみを削り取ること、削る歯の量を最小限に抑えることが大切です。マイクロスコープや医療用ルーペを使うことで、肉眼では確認することが難しいわずかな隙間も発見できる可能性が高まります。

虫歯ができる原因

虫歯ができるのには特別な要因が働くのではなく、以下の4つの要素が重なったときに虫歯が発生しやすいと言われています。

細菌

虫歯の直接的な原因の一つです。お口の中に細菌を停滞させないことが大事です。主な場所は噛む面の溝、歯と歯の間、歯と歯茎の溝です。

糖分

ミュータンス菌の栄養源です。虫歯菌は食物に含まれる糖分を栄養素にして酸を生成します。その酸が歯を溶かし穴を開けたり悪さを働きます。

歯質

唾液の成分やお口の中に住んでいる細菌の種類や量は一人ひとり異なります。あなたは虫歯になりやすい体質かもしれません。また、歯並びが悪い、不適合の被せ物が入っているなど、物理的にお掃除がしにくい場合も虫歯になりやすいです。

時間

食事から歯磨き・オーラルケアまでの時間が長いほど虫歯リスクが高まります。この時間を短くできるようにしましょう。

虫歯の進行と進行度別の治療方法

  1. C0初期の虫歯(要観察歯)

    初期の虫歯で、歯の表面にまだ黒ずみや痛みなどはありません。
    普段からのオーラルケア(歯磨きやデンタルフロス)、定期的な検診を受けていただき、進行しないように観察していきましょう。

    この段階での治療

    予防処置(メインテナンス)、セルフケアの徹底

  2. C1エナメル質の虫歯

    エナメル質が溶け、歯に穴が開いて黒ずんでいる状態です。ほとんどの場合自覚症状はまだありません。

    この段階での治療

    CR(コンポジットレジン)処置、予防処置(メインテナンス)、セルフケアの徹底

  3. C2象牙質の虫歯

    エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行しています。神経に近く、冷たい飲み物や甘いお菓子を食べると、歯がしみる知覚過敏の状態になっているケースもあります。

    この段階での治療

    インレー(詰め物)・クラウン(被せ物)

    審美的治療

  4. C3神経まで侵された虫歯

    虫歯が歯の神経に達しており、強烈な痛みや熱い食べ物や飲み物がしみるようになります。悪化すると神経が壊死する恐れがあります。

    この段階での治療

    歯根の治療が必要になります。処置後は被せ物で噛む機能を回復させます

    根管治療

  5. C4重度の虫歯

    歯のほとんどが溶かされており、歯根にまで虫歯が達しています。神経はすでに壊死していることが多く痛みは感じませんが、膿が溜まっていると痛みや口臭の原因になります。

    この段階での治療

    APFなどのできるだけ歯が残るように治療をしていきます。最悪のケース、抜歯となった場合はインプラントなどで噛む機能取り戻せるようにしていきます。

    歯肉弁根尖側移動術(APF)インプラント治療

歯の神経まで進行した虫歯には「根管治療」

根管治療は、歯の神経や血管が通っている根管から「細菌に感染した歯の神経」「細菌」「過去に詰めた古い充填材」などの起炎物質を取り除き、内部を徹底的に清掃し、薬剤を詰めて被せ物を被せることで歯を保存する治療法です。
以下のページでは当院の根管治療の考え方や流れ、診断方法や手技などについてご説明いたします。

根管治療

抜歯を宣告された場合の「歯肉弁根尖側移動術(APF)」

歯肉弁根尖側移動術(APF)は、歯周病の進行によってできた歯周ポケットを解消できる治療方法です。深い歯周ポケットは歯周病が悪化する要因となるので、APFを行い歯周ポケットを除去することは非常に有効です。また、APFは笑ったときに歯ぐきが目立つガミースマイルへの治療方法としても選択される場合もあります。
さらに、APFを虫歯が進行して抜歯を検討するような状況に用いることで、抜歯を回避できる場合があります。天然歯をできるだけ残したいと思う方におすすめです。「他院で抜歯しかないと言われたけど、できるだけ自分の歯を残したい」と思う方はぜひご相談ください。

治療期間
6か月
治療回数
3回
費用(税込み)
55,000円

Merit

  • 重度の虫歯でも歯を残せる可能性が生まれます
  • 歯肉が歯周病になりにくい状態に出来ます
  • 治癒後の辺縁歯肉(歯茎の歯と接するフチ)の位置が安定しやすくなります
  • 付着歯肉(歯にくっついている歯肉)を維持または増大できるのでポケットが浅くなります

Demerit

  • 各種国民保険の適用外となりますのであらかじめご了承ください
  • 糖尿病など全身疾患の既往がある場合はリスクが高くなるため注意が必要です
  • 術後は歯根が露出する場合があるため、知覚過敏症や二次う蝕が起こりやすいため、毎日の十分なプラークコントロールと、歯科医院での定期的な歯のメンテナンスが必要です

治療後も忘れず「メインテナンス」を

虫歯を治療してきれいな詰め物・被せ物を入れても、お口のケアが不十分であれば虫歯が再発する可能性があります。虫歯も歯周病も再発しやすい疾患なので、治療が終わったからと言って歯科医院から遠ざかるのではなく、お口の状態を維持するために「メインテナンス」をご利用ください。当院の「メインテナンス」は、状態を確認するだけでなく、歯科衛生士によるクリーニングやブラッシング指導、虫歯予防の処置などを行っています。

虫歯治療の症例紹介

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